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ビオス散策、いきもの探索!~ part2~

ハイサイ!曇り+風の強い日は、もう長袖の服を着てないとヒーサーガタガター(寒くて震える)する沖縄です。

さて、今回は前回書いた“いきもの探索”のpart2になります!前回見てくれた方も、今回から見てくれた方もこれを見て、もっと生き物に興味を持ってくれたらと思います(^_^*)

今回はこの間、文章が長過ぎて紹介が出来なかったコを紹介していきます(^^)

まずは、この2つの写真の生き物。
皆さんは何か分かりますか?

そう、どちらも“カタツムリ”!…と、思いきや。
実はどちらかはタニシなんです。
さぁ、どっちがタニシでしょう?







答えは、緑色が綺麗な方がタニシで名前を“アオミオカタニシ”といって、正確にはヤマタニシ科、陸生のタニシになります。ちなみに名前のアオ(青)とは、緑の昔の言い方で、身近なところで答えると信号の“青信号”と同じ感じです。皆さんも信号の色は正確には緑なのに青と言いますよね(^^)
※カタツムリは“ヤマタカマイマイ”といって、樹上性のカタツムリで、個体によって殻の色の変化の面白い種類です。(主に写真の様なピンク〜白)

このタニシを見つけて、お客様に見せてると、「タニシとカタツムリの違いは?」と、聞かれる事もよくあります。先ほどの写真をアップにすると違いがよくわかります!

まず、1つ目の違いは“顔”!
カタツムリは2対の触覚の長い方の先端に目がありますが、タニシは1対触覚の根元の方にとてもつぶらな目があります。

そして、2つ目は“殻”!
何が違うかと言うと、タニシには身体を収めるための殻に蓋が付いているんです!ちなみに、この蓋はかなり硬いです。見辛いですが、実はこの写真でも蓋を確認することが出来ます。カタツムリをひっくり返して見ても、蓋は無く、代わりに粘膜を張ることで身体の水分を守っています。

最後に3つ目!
タニシにはオスとメスがいます。
今、「は?」と、思われた方も中にはいらっしゃるかも知れませんが、実は生き物には植物以外にもオス・メスの特徴・特性が一個体に備わっている、“雌雄同体(しゆうどうたい)”と呼ばれるものがあり、タニシは雌雄異体、カタツムリは雌雄同体になります(人の場合は男女があるので雌雄異体という事になります)。

私的には軟体動物によく見られるイメージがあります。
ちなみに、交尾の仕方は種によって異なりカタツムリはお互いの精子を交換し合い卵を産みます。1匹でも産めるそうですが、孵化率が低いそうです。
また、いきなり別の生き物ですが、海に生息する“ヒラムシ”というものもいまして、このコ達も雌雄同体ですが、お互いにトゲ状に生殖器を出し、刺し合って、刺されて負けた方がメスの役割をする事もわかっています。

たった1種類の紹介にとても長々とまた文章を書いてしまいましたが、今回紹介した“アオミオカタニシ”と一緒に紹介した“ヤマタカマイマイ”どちらもとても綺麗な見た目をしていますので、ビオスに来た際にはこの2種類を是非、探してみてください!

生き物好きのヤマウチ