お知らせ
【5/19園内情報】自然散策のすすめ~【コンロンカ/ベゴニア/サンタンカ/ウコンラッパバナ/ゲットウ/スイカズラ/キキョウラン/コウトウシュウカイドウ】
「やんばる」本来の自然が息づいている園内の「自然遊歩道」。
園内のエレベーターを降りて、エレベーター裏後方に少し進むと左手にゆるやかな下り坂になった自然遊歩道が現れます。
(右手には園内MAP⑧赤巻あかまーちゅー/木の精霊キジムナーのつむじのような植栽とアスレチックがあります)
自然遊歩道にはヒカゲヘゴやシマオオタニワタリ、クワズイモ、ハブカズラ、数々の亜熱帯のシダ植物等々が生い茂っています。
【クワズイモ】真ん中にクワズイモの花が。
【コンロンカ】5枚のがく片の一つが大きくなり、白い花のよう。別名「ハンカチの花」。
白い花に見えるのは額片で、実際の花は黄色く小さい方です。
ふと、横を見ると・・・・こんな出逢いも。
【キノボリトカゲ/環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類。採取・捕獲・飼育は禁止されています。】
園内マップ④踊御庭うどぅいうなーは今、イジュの花が満開(5/11のスタッフブログ参照)ですが
他にも・・・
【サンタンカ/サンダンカ】鮮やかな赤~オレンジの花色から由来した花言葉は「熱き思い」「喜び」「張り切る」。
【ベゴニア】ピンクの小さい花々が集合している様は可憐でもあり、力強くもあります。
そして、
踊御庭/うどぅいうなーの「サンタンカ/サンダンカ」を左横にみながら進むと現れる緩やかな階段を下りて歩いていくと・・・
【ウコンラッパバナ】名前の通り「ウコン(ターメリック)」色をしたラッパのような花。
ラッパ型の花では一番大きいとか。
ウコンラッパバナのつぼみ。↓もうすぐ大きな花が開きます。
昔から沖縄の人々の生活で親しまれているゲットウの花も少しずつ咲き始めています。
【ゲットウ】
抗菌や防虫、防腐剤作用があると言われているゲットウの葉。沖縄ではゲットウの葉でお餅/ムーチーを包むのが一般的です。
(昔は、ゲットウを口に含んで口臭予防にも使われたそう。)
園内の綾舟場に向かう道沿い-
【スイカズラ】甘い蜜があり、またジャスミンのような甘い香りを漂わせている華奢な花姿。
【キキョウラン】花姿・色が桔梗に似ていることから由来。「蘭」ではなくユリ科の多年草です。
(左:キキョウランの実 右:キキョウランの花)
また、天染池の歩道沿いには―
【コウトウシュウカイドウ/環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類】沖縄のみに自生するベゴニアの原種。白く小さな花を咲かせてハート型の葉が可愛いです。
このように、園内には見落としてしまいがちな場所にも多種多様な花が咲いています。
長い歳月をかけて「やんばる」の自然、生態系を再生。そして保全しているビオスの丘。
そんな園内だからこそ、出逢える生命が溢れています。
ビオスに棲む「生命」の瞬間を愛でながら、ゆっくりと散策して心身リセットしてみませんか。